復活第1弾は・・・
なんか世間で流行っているらしいXotic社のEP-booster(もどき)を作ってみました。
ご存知の通りXotic社はRC-Booster、AC-Booster、BB-PreampのTremendous Trio("Tremendous"って「ものスゲー」とかっていう意味なんだけど、そんなには凄くないと思うのは僕だけ?(笑))を初めとした、魅力的なエフェクターを作っている会社ですね。僕もRC-Boosterはボードに常駐、AC-Boosterも気分でよく使っています。
EP-boosterはMaestro Echoplex EP-3のプリアンプ部を抜き出したもので、巷では「音に艶が出る・太くなる・抜けが良くなる・云々・・・」と評判になりました。
Maestro EP-3のプリアンプだけ使いたいが為に、エッチラオッチラEchoplexを担いでいく方もおられるそうです。
まぁ、この辺は有名な話ですけど。
EP-boosterの回路図なんかは(恐らく)出回っていないので、この回路図から基板を起こしたわけですが・・・回路的には普通のブースターですな。(笑)
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製作後調べてみたらここに丁寧な回路図、パーツ表などがありました。ご丁寧に昇圧回路まで含まれていますね。ご参考まで。
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ただ、オリジナルのEP-3ではトランジスタにTIS58というJFETが使われています。(今は入手困難なんですかね)まぁ、この辺は代替品・・・という感じで。(笑)

ケースも流行のちびケース-Hammond 1590A。本家の方は背が高い特注品のようで、電池も入るようですが、そんなケースは手に入るわけないので雰囲気だけでも。(笑)
ノブも形は有名だけど透明なヤツ、こっちも知らん。(笑)
で、中身はこんな感じ。リハビリ中にしてはまあまあの出来かと。完全に自己満足の世界ですな。(笑)
基板の各パーツ数は少ないのでゆとりを持って配置してみました。
しかし・・・このちびケース、ワンノブのブースターですらヒーヒー言いながら穴空けして、パーツを配置して・・・ってスゲー大変なのに、3ノブ!!!・4ノブ!!!!なんて よく入れられますなぁ~。本当に感心してしまいますわ。
それからオリジナルのEP-boosterには、基盤上にBass boostスイッチとBrightスイッチが付いていますが、これは省略。多分あっても使わないし、
Bass boost Sw.-OFF
Bright Sw.-ON
がデフォらしく、これ以上高域を削る気もないし、低域モコモコも嫌なので・・・回路や定数の変更は大体判っているつもりだけど、面倒だから・・・というのが本音。(笑)
Maestro EP-3の本物は知らないんだけど、これ良いです。(すでにボードには2号機が常駐しています。2号機の記事はまた後日。)中域が中心にブーストされますが、音は厚くなるし、抜けも良くなる。トランジスタをいろいろ変えてみると、もっと良いものができるとも思いますが、これでも十分かな?という感じ。
実際、Overdriveのプッシュ用に使っていますが、Overdriveをクランチ程度にセッティング、それをEP-boosterでプッシュすると・・・まぁステキ。(笑)Overdrive単体で歪ませるより音の艶、抜けなど格段に上がる感じです。
このEP-booster、ゲインをあまり上げないで、常時ONでバッファーとして使うのも良いですけどね。
ちなみに僕はスタジオではJCを使うことが多いので、所謂「JC対策」としてRC-Boosterを使っています。(常時ONね。)これもEP-boosterに変えてもOKなんだけど、RC-Boosterのトーン・コントロールが何気に便利なので、なかなか外せないのも事実。うまく棲み分けで使っております。
・・・というわけでした。(笑)
相変わらず役に立たないレヴューで申し訳ありません。なんだ、全然進歩してないじゃん。(汗)
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